横浜市立大学児童精神科では6月15日~7月12日まで以下のメタバースユーザー健康調査を開始します。ご協力いただければ幸いです。
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MEWの会(2026年度)
6月6日(土)に八景キャンパスカメリアホールにて、約60年近く続いている医療・福祉・教育の連携の会、通称MEWの会が医療部門主催で開催されました。今回は横浜市立大学が担当でしたので、市民総合医療センターより「子どもの精神医療と地域連携」と題して発表していただきました。摂食障害治療、急性期の強制入院の場面で起こりがちな当事者・家族のニーズと治療者の方針のすれ違いの問題が提示され、さらにオープンダイアローグの概念の紹介と治療場面での対話の重要性について廣内医師、宇賀神医師、太田医師より話題提供がありました。演者によるトークセッションも盛り上がり、参加者の皆様からもご好評をいただけました。

神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPEK)について
多くの中学校・高校の先生方にご参加をいただきました。2026年4月現在データ解析中です。論文化終了後、研究結果をHPにアップさせていただきます。
第14回神奈川県入院医療を考える会
久しぶりの更新となりました。2026年3月14日に神奈川県立こども医療センターが主催する入院医療を考える会が開催され、県内の児童思春期精神科入院医療に関わる医師、看護師、PSWなど複数の職種が集まり、症例検討や話題提供が行われました。児童精神科から「横浜市立大学附属病院の入院治療」と題して藤田が話題提供しました。入院に占める割合が比較的高い、摂食障害治療の横浜市大附属病院式のフォーマットが説明されました。
8月症例検討会
6月、7月の症例検討会の報告が滞っておりましたが、6月は市民総合医療センター宇賀神医師、7月は青木医師が症例提示を担当しております。8月は市民総合医療センターの廣内医師が症例提示を担当しました。神経性やせ症には強迫症、社交不安症、心的外傷後ストレス障害などの不安症の併存がよく見られます。不安が強く、変更やチャレンジが苦手で強い抵抗を示すお子さんをなだめてすかして、励まして、押して、押されて、ゆるやかに押し返していく入院治療のあり方や認知行動療法的アプローチの焦点についてディスカッションがなされました。不安特性を持つ子どもはどんな環境であっても不安な人に育っていくのか、子どもの不安に対して揺らがずに抱えられる環境さえあれば、子どもは不安を乗り越えていけるのか、など特性と環境についての議論も盛り上がりました。
5月14日症例検討会
5月14日に定例症例検討会が開催されました。症例提示は附属病院の三藤医師が担当しました。子どもが呈する行動上の問題は数々ありますが、ゲーム依存や家金持ち出しなど親の目の前で繰り広げられる行動は常に親を悩ませ、苛立たせます。背景には現実逃避したくなるような逆境的体験や同年代には馴染めない生きづらさを抱える発達障害の特性など、複数の文脈が交錯しています。主治医にはそれが見えていても、支援を受けている親の方は全体像が見渡せず焦っては叱責を繰り返すこともしばしばです。言葉を重ねてもなかなか理解が進まず、短期間での決着がつかないこともあります。当日は参加者がそれぞれの経験談や楽観的なイメージを語り、症例提示担当者に温かい励ましを送っていました。
4月症例検討会
4月16日に定例の症例検討会が開催されました。市民総合医療センターの菅原医師が発表を担当しました。新年度で新入局のレジデントの先生などフレッシュな顔ぶれが集まりました。家庭内緊張状態と自閉症特性が背景にあり感情調節の困難さが中心的課題となる事例について、発達特性や性格傾向、家族力学との関連について多角的な検討がなされました。一過性の精神病症状も経過中生じていたために積極的な診断治療をという意見もありましたが、同時に心理社会的文脈の理解を重視する意見もありました。本人の被逆境体験に着目するだけでなく、DV被害で傷ついた母親の支援のも重要であり、児童相談所などの支援機関と協働しながら家族支援を続ける必要性も提案されました。アタッチメントの視点、精神療法的介入の可能性、薬物療法のポイント、学校との連携の重要性など複数の視点が活発に議論され実りある症例検討会となりました。
3月症例検討会
今年度最後の症例検討会は3月19日に市民総合医療センターで開催されました。症例提示は松本峻先生でした。子どもの心の専門医研修1年目の締めくくりとなったかと思います。司会をOBである千尋こころのクリニックの山之井千尋先生に務めていただきました。ありがとうございました。家庭不和へいかに医療介入し、家族関係不調を解決するために医師が四苦八苦するのではなく、①平穏が維持されるのであればしばし家族が分離された構造を維持すること、②自傷他害の恐れがある程緊迫するのであれば、その判断や説明はある程度医療がコーディネートする必要性が示されました。医師の明確な治療方針のもと、居場所探しや金銭負担の軽減、人手不足の解消など福祉と連携できる部分を模索することが重要です。何よりも本人や家族が「すこしでも幸せを感じる瞬間を」という全人的、実存的で精神科臨床が大切にすべき原点ともいえる姿勢を共有できたことが症例検討の成果だったと山之井先生よりコメントをいただけました。
2月症例検討会
2月19日に定例症例検討会が行われました。市民総合医療センターの菅原医師症例を提示いただきました。発達特性を巡る学校不適応がなかなか解決されず、同胞に対する怒りや暴力が問題となって医療機関につながったケースでしたが、家族の別居や児童相談所介入など目まぐるしく展開する現状に主治医もこの先、子どもや家族がどうなっていくのか迷う中での診療で参加者と長期的見通しや主治医としてのスタンス、まず優先すべき方針について話し合いました。発達特性と環境のミスマッチが生じて、いじめ問題や学業不振などの苦境が続くことはよくあります。まずは本人がいかに初診までの経過でつらい思いをしてきたのか主治医は思いを馳せ、子どもと関係を作っていくことが必要です。医師まで家族の再統合や再登校を焦ってしまえば、医療中断となることもしばしばです。発達特性・病状に応じた提案を焦らず重ねていくこと、医師だけでなく教育・福祉と連携しながら本人・家族を根気よく支える必要があることなどを確認しました。
神戸大学大塚郁夫先生講演会
令和7年2月5日には「自殺のDNA研究」と題して神戸大学精神医学教室准教授の大塚郁夫先生にご講演をいただきました。横浜市立大学児童精神科に初診する抑うつ状態の患者様について、自殺関連行動、精神病症状、虐待をはじめとする逆境体験と遺伝学的な影響を共同研究させていただいています。若手医師にもわかりやすく、精神医学と遺伝学の歴史にはじまり、無数にある塩基配列の変異の集積でリスクを考えるポリジェニックリスクスコアの考え方、DNAのメチル化による老化現象と各種精神医学的リスクの関係、遺伝子末端を保護する部分であるテロメアの短縮と自殺関連事象の関係、X染色体の時間経過による変化と自殺関連事象の関係など話題は多岐に及び、参加者との活発な議論が交わされました。
四大学合同事例検討会
令和7年1月18日に横浜そごうにて毎年恒例の四大学合同事例検討会が開催されました。20名程度の参加がありました。今回は趣向を変えてオムニバスで事例を複数の医療機関から提示いただきました。北里大学から「女性でASD診断をつけるか悩む事例」、横浜市立大学から「児童精神科領域の終結と成人移行」、東海大学から「診断が確定しにくいうつ状態をどう見守るか」、相州病院から「虐待を懸念しながらの診療に悩む事例」の4事例が提示されました。どれも若手が悩みやすい事例で限られた時間で濃密な議論ができました。
12月症例検討会
12月18日に横浜市立大学附属市民総合医療センター3階にて今年最後の症例検討会が開催されました。発達障害を背景に父母・本人がなんとか社会適応に取り組む中で徐々に負担感が増して、こんな自分は大人になれないという不安や成長への抵抗感が生じて拒食症を生じたケースを菅原先生が症例提示していただきました。精神科医として子どもと出会うとき、治療・回復の背中を押そうと焦ってしまうことがよくありますが、「そのままのあなたでよいのだ」という見守りのメッセージを伝えることの重要性を参加者が共有するよい検討会となりました。
11月症例検討会
11月20日にはオンライン開催で症例検討会が開催されました。担当は附属病院の松本峻先生でした。社会的養護(一時保護所、児童養護施設など)下にある子どもたちが18歳を迎えるにあたって、これまでの生活から自立に向けて複数の選択肢を迫られます。長い間社会的養護のもと成長してきた子どもたちですら、施設を卒業して就職・進学、そして一人暮らしなのか親元に戻るのか、困ったときには誰に相談すればいいのか、などのテーマが一気につきつけられ、混乱している状況で精神科医が出会うこともしばしばです。ただでさえ大変な社会的養護からの自立というテーマに加え、厳しい逆境的環境から医療につながる17‐18歳の青年期をどう医療的に支援するかということが検討事項となりました。
9月症例検討会
9月18日に定例の症例検討会が開催されました。横浜市立大学附属市民総合医療センターシニアレジデントの菅原医師が症例提示を行いました。外来での診療の進め方やコツについて、参加者から多くの意見をいただきました。ありがとうございました。
7月症例検討会
7月17日に定期の症例検討会が開催されました。今回は横浜市立大学附属市民総合医療センター精神医療センターの菅原医師が症例提示を行いました。治療方針について、参加者から多くの意見をいただき、客観的に方針を見直すよい機会となりました。ありがとうございました。
5月症例検討会
5月15日に症例検討会が開催されました。昨年度から、平時のオンラインに加え、数ヶ月に一度、コロナ禍以前に行っていた対面方式での会を再開しています。毎回、オンライン開催よりも大人数の参加が得られ、盛会となります。今回も、医療、教育、福祉の各機関から、多職種の専門家たちが参加しました。症例は、市民総合医療センターの児童精神科に今年度から赴任した菅原医師が呈示しました。患者さんに過去に関わった経験のある支援者や、地域で関わる支援者も参加したため、多面的な視点で議論を進めることができました。生育歴、病歴、家族関係ーこれらは、現在の患者さんを理解する上で、いずれも同等に重要な要素であり、限られた時間内で、どこが重点的に議論されるかという点に、症例検討会の難しさがあります。その上で、どこに力点をおいて治療を進めるか、また、現在の治療は患者さんの在り方にそぐわない方針が採られてはいないだろうかと、時には批判的な視点も交えながら、厳しい議論がなされます。その患者さんにとって、もっとも治療が促進される方法を、参加者は高い集中力で模索する会となりました。
「横浜遊技計画」中止のお知らせ
インターネット依存治療プログラム「横浜遊技計画」は市民総合医療センターの診療体制変更に伴い、実施を当面の間見合わせております。ご理解のほどよろしくお願いします。
附属病院の予約枠を開放しています
予約システムの変更に伴う混乱と予約待機者多数の状況から、令和5年秋よりストップしていた新規予約枠を開放しました。現在は令和6年4月、5月でも空きが出ている状況です。ご予約の場合は、ホームページの予約手順に従って、地域のかかりつけ医(精神科医でなくても構いません。)とご相談の上予約ください。
1月症例検討会
1月17日には対面集合形式での症例検討会が開催されました。近隣の小児科医や児童相談所心理士など、バラエティに富んだ参加者が集まりました。市民総合医療センターの児童精神科太田医師に症例提示をしていただきました。細やかで丁寧なプレゼンテーションから、当初ほとんど会話もできなかった患者さんとの関係から、徐々に話が増えフランクに話せる関係になっていく様子が共有できました。一方、病状は一進一退で、治療方針について、ともに検討しました。参加者は、自分が主治医になったかのように、細かい本人の情報を聞きとりながら、なぜ治療関係が進むことができたのか、なぜ症状は一進一退なのか共に頭をひねりました。家族関係も重要なテーマであり、家族と医療者とのやり取りを詳細に聞き取りながら、家族へのアプローチを検討しました。参加者から、自分であればこうする、という想像を働かせて助言いただく場面もあれば、治療者の苦労をねぎらい、励ましの声をかけていただく場面もありました。検討会は、発表者は準備は大変でありますが、主治医として日々の診療を見直したり勇気づけられる良い機会になっていると思います。
12月定例症例検討会
12月20日は定例症例検討会が開催されました。横浜市立大学附属病院の青木医師が症例を提示をしました。治療方針はあるものの、もっと自信を持ちたい、もっと見通しを持ちたい、と願う発表者に、参加者たちが応えていきました。治療そのものに対する助言だけにとどまらず、心理面接を通じて「良い時間」を持ち始めているのではないかという意見や、家族へのアプローチをもっと行った方が良いという意見など、多角的な意見が出ました。発表者から参加者たちへ、患者さんへの関わり方などについて積極的に質問をしている姿が印象的でした。様々な立場の医療者が同じ症例について議論する、症例検討会の良いところが詰まった、気付きの多い会だったのではないかと思います。




































