8月症例検討会

6月、7月の症例検討会の報告が滞っておりましたが、6月は市民総合医療センター宇賀神医師、7月は青木医師が症例提示を担当しております。8月は市民総合医療センターの廣内医師が症例提示を担当しました。神経性やせ症には強迫症、社交不安症、心的外傷後ストレス障害などの不安症の併存がよく見られます。不安が強く、変更やチャレンジが苦手で強い抵抗を示すお子さんをなだめてすかして、励まして、押して、押されて、ゆるやかに押し返していく入院治療のあり方や認知行動療法的アプローチの焦点についてディスカッションがなされました。不安特性を持つ子どもはどんな環境であっても不安な人に育っていくのか、子どもの不安に対して揺らがずに抱えられる環境さえあれば、子どもは不安を乗り越えていけるのか、など特性と環境についての議論も盛り上がりました。