11月症例検討会

11月20日にはオンライン開催で症例検討会が開催されました。担当は附属病院の松本峻先生でした。社会的養護(一時保護所、児童養護施設など)下にある子どもたちが18歳を迎えるにあたって、これまでの生活から自立に向けて複数の選択肢を迫られます。長い間社会的養護のもと成長してきた子どもたちですら、施設を卒業して就職・進学、そして一人暮らしなのか親元に戻るのか、困ったときには誰に相談すればいいのか、などのテーマが一気につきつけられ、混乱している状況で精神科医が出会うこともしばしばです。ただでさえ大変な社会的養護からの自立というテーマに加え、厳しい逆境的環境から医療につながる17‐18歳の青年期をどう医療的に支援するかということが検討事項となりました。