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横浜市小児救急拠点病院 について
横浜市では、全国に先駆けて 2007 年度に 7 つの拠点病院に小児科医を集約化し、小児医療の質を高めるとともに、医師の勤務状況を改善させる「小児救急拠点病院構想」を開始しました。この取り組みは、単一の施設に 11 人以上の小児科医を集約化し、24 時間 365 日体制で専門性の高い小児救急医療を提供するものです。一方で、医師の過剰労働の解消と、豊富な診療経験を積んだ専門医の育成をも目的としています。この取り組みは 2010 年代の医療集約化に先駆けて実施され、先進事例として全国的に認知されています。
横浜市大小児科は 7 施設中 5 施設に教室員を派遣し、地域小児医療に貢献しています。
横浜市小児救急拠点病院
- 国立病院機構 横浜医療センター(戸塚区)
- 済生会横浜市南部病院(港南区)
- 横浜市立みなと赤十字病院(中区)
- 横浜労災病院(港北区)
- 済生会横浜市東部病院(鶴見区)
- 横浜市立市民病院(保土ヶ谷区)
- 昭和大学横浜市北部病院(都筑区)
若手小児科医ネットワーク「YPNEK」について
7 つの横浜市小児科拠点病院には、横浜市立大学だけではなく、慶應大学、昭和大学など複数の大学医局から医師が派遣されております。私たちは、横浜市の小児医療体制をより良いものにするため、大学や病院間の垣根を越えた若手育成システムを構築したいと考えております。その試みの1つが「神奈川の救急医療を担う若手小児科医ネットワーク」(Young Pediatrician Network on Emergency practice in Kanagawa; YPNEK) です。
このフォーラムは7病院共同で行う小児救急に特化した症例検討会で、若手医師が積極的に発言できるグループディスカッション方式を取り入れております(写真は第1回の様子)。各病院間で交流すること、流儀や考え方の違いを知ることを通じて互いの医療の質を高めあうとともに、地域として医師を育成するしくみが生まれれば、との思いがこのフォーラムにこめられています。
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