.

新生児グループ

診療内容

新生児グループは、早産児、低出生体重児、新生児仮死、先天異常、先天性心疾患などのさまざまな病的新生児の救急医療にたずさわり、さらに退院後の子どもたちの発育や発達の健診および育児支援を行っています。
横浜市立大学附属総合周産期母子医療センターの年間分娩数は約1000件(その中で救急搬送は約120件)です。NICUは21床で、年間入院数は約180人、このうち約5割が1500g未満の極低出生体重児です。総合周産期母子医療センターとして、産科医と新生児科医がひとつの診療部門のなかで一丸となって、母体・胎児から新生児まで一貫したきめ細やかな医療を行っています。また他の診療部門とも協力しながら、いろいろな合併症をもった妊婦とそこから生まれた赤ちゃんの診療も数多く行っています。
横浜市大附属病院小児科には9床のNICUがあり、低出生体重児の他、循環器グループと協力して先天性心疾患の新生児を積極的に受け入れています。 また、協力病院においては軽症から中等症の新生児診療の中心的立場となり、神奈川県の周産期救急システムに貢献しています。

赤ちゃんにやさしい病院

横浜市立大学附属総合周産期母子医療センターと横浜市大附属病院の両病院ともにWHO/ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院」として認定されています。大学附属病院での認定は他に旭川医大病院だけで、さらに2施設は横浜市大だけです。正常分娩で出生した赤ちゃんのみならず、NICUでも母乳育児をすすめています。1ヶ月健診などの外来でも母乳育児支援を積極的に行っており、研修の先生達にも母乳育児の大切さやその援助の仕方を学んでもらえるように努めています。

臨床研究

研究面では、早産児の様々な病態とサイトカインとの関連についての研究をはじめ、母乳栄養に関係する研究、動脈管に関する研究、その他にも新生児疾患の臨床的な検討を行うことにより、未来ある新生児の治療や予後の改善につながるよう努力しています。

.
.