12月定例症例検討

12月15日に今年最後の症例検討会を行いました。青木医師に担当いただきました。主治医と子ども、家族との間で治療方針が共有しにくいことがあります。それは子どもの表現力の問題、子どもや家族が問題について腫れ物扱いとなって語れない場合、主治医の説明が拙いせいで治療の主旨を十分理解できていない場合など様々です。食い違いがあるまま、薬物療法や入院治療などそれなりの侵襲の可能性と同時に、子どもや家族側に何らかの期待を含む決定を主治医が行った場合に治療への失望につながることもあります。治療方針を十分吟味しながら焦らないという精神医療に限らない基本事項について確認しました。