6月18日症例検討会

6月18日に定例の症例検討会が開催されました。青木医師から話題提供をしていただきました。性虐待・性被害が診療場面で明るみに出ることが少なく、いざ当該症例に出会った場合に対応に戸惑う場合があります。子どもの訴えは本当なのか、どのようにその被害を裏付けるのか、傷つきはどの程度あるのか、様々な疑問が頭に浮かびつつ、子どもや家族と向き合うことがあるかもしれません。検討では、NPO法人チャイルドファーストジャパンが提供するRIFCRの原則をシェアしました。R(ラポール)、I(問題点の確認)、F(事実確認)、C(終結)、R(通告)というシンプルな流れです。医療者は調査面接的なことはしない、真偽を確かめようとしない、何度も子どもに話をさせない、加害者と疑われている人物に子どもから聞いたことや通告について話さない。ということが重要です。 医師はあくまでも冷静でいなければなりません。子どもの人権や安全の確保を最優先としながら、速やかに支援機関につなぐことが必要です。