5月21日症例検討会

本日は附属病院と市民総合医療センターの医師限定での症例検討を行いました。市民総合医療センターレジデントの戸井田医師に発表を担当していただきました。家庭の機能不全がある場合、子どもの居場所がなく、病院にいることが一番の安心となることがあります。現実的には医療機関を長期の居場所として設定することはなかなか難しいため、うつ状態や飢餓状態が回復すれば、まだ不安の残る家庭に退院していただくのが一般的です。主治医は退院の準備をする中で、子どもの不安を聞き取り、その不安を解消すべく様々な工夫をする必要があります。丁寧な家族面接、地域連携はもちろんですが、「困ったらいつでも相談に乗るから」と多少の風が吹いても揺れない大樹のような存在であることも必要なのかもしれません。