4月16日症例検討会

従来実施してきた福祉や教育分野の先生方にも参加いただく形の症例検討会は当面見送りとなっていますが、若手医師の臨床スキル向上を目的に医師限定の症例検討会は継続することになりました。 新型コロナウイルス感染対策のため児童精神科でもリモートワークを行い、個人情報には十分配慮をしつつWebexビデオ会議システムを用いました。当日は自傷・自殺を反復する思春期症例に関する関り方について宮崎医師に症例提示をいただき、自傷・自殺の背景にある生きづらさについて、子どもや家族の抱える課題への適切な支援のあり方ついて議論を深めました。外来や入院環境における観察から「発達特性と環境のミスマッチ」の問題が見えたとしても、当事者が腑に落ちる説明と合意、生活場面での汎化や支援体制の構築を達成するのはなかなか難しいものです。参加者からはそれぞれの経験をもとに工夫について意見をいただきました。