2月6日は市民総合医療センターにて元児童精神科部長で現開花館クリニック副院長の竹内直樹先生にお話をいただきました。若手医師向けの講演会でしたが、過去に竹内先生に師事したことのある医師、心理士、精神保健福祉士など多数の方々にお集まりいただき、盛況な会となりました。長年の臨床経験で培われた医師としての姿勢をお話いただきました。患者や家族を傷つけない医療、開かれた医療の実践を旨とし、この原則が侵されそうなときは時には闘うべきものとは徹底して闘い、時には自分の行いが正しいのかじっくり自問自答を繰り返しながら時間を重ねてきた精神科医としての生き様を語っていただいたように思います。そんな姿勢を持ちつつ、結論を焦らず患者や家族が辿る経過を見守れる余裕を持つこと、定型的な治療技法に拘らず医療的手段以外に回復に資する要素がないか丹念に探ること、ただし自分が立てている方針は明確にし効果検証することも大切にしていらっしゃるように感じました。「白衣を着ないでも医師らしく」という言葉が印象的でしたが、この医師としての器を磨くための「医道」のようなものを説いていただいた気がします。





































