11月17日に南区男女共同参画センター横浜南において今年2回目のMEWの会が開催されました。今回は福祉部門が担当で中央児童相談所のコーディネートでインターネット・ゲーム依存をテーマにディスカッションが行われました。横浜市大からは藤田医師が大学病院におけるインターネット・ゲーム依存の実態と診療の実際を紹介させていただきました。教育側からは子どもたちや地域へのインターネット・リテラシー向上の働きかけの取り組み、福祉側からはひきこもりや虐待といったメンタルヘルス上の課題を抱える子どもたちに併存するインターネット・ゲーム依存への援助のあり方が紹介され、医療・教育・福祉の観点からパネルディスカッション形式での討議が行われました。この問題はまだ一つの病態として診断概念が明確に確立されていない領域で今後研究が必要です。医学的アプローチだけでは解決できない部分も多くあり、医療・教育・福祉だけでなく、司法や民間企業など様々な専門家が参入し考えていくことが必要です。今回のMEWの会ではそのような連携のタネになる交流がたくさん生まれたように思います。