3月14日は市民総合医療センター研究棟4階にて定例の症例検討会が開催されました。山本医師に別途勤務している沼津中央病院の症例を発表していただきました。発表に際しては、沼津中央病院の臨床心理士さん2名、外来看護師さん1名にもゲストとしてご参加いただき、いつものように盛況な症例検討会となりました。発達障害や場面緘黙など、本人の心の中の悩みを発信する事が苦手な場合に、家族の解釈で病歴が作られたまま診療が進んでいくことがあります。病状の本態が十分見極められぬままに、診療が続く中で主治医は悩みます。ふと、診療を振り返ると、心理治療にまで家族が同席し分離ができないなど、特異なあり方が目の前にあり、家族によって語られる原因論とは全く別の視点で症例の経過を見直さなければならないこともしばしばです。当日は、福祉や教育それぞれの視点から意見が出て、演者にとっても気づきの多い会になったようです。





































