定期症例検討会

7月17日は市民総合医療センターにて定期症例検討会が開催され、同センターの木谷先生に症例を提示していただきました。ストレスの表現手段として身体が動かない、痛む、などの方法をとる解離性障害や転換性障害の治療では言葉で語る事が苦手な子どもに先んじて、親が本人の気持ちの表現や決断を代行する事がしばしばあります。本人の気持ちに寄り添った治療を阻まれる感じすらするために治療物は焦り、陰性感情の処理に四苦八苦する事もあります。治療者自身の感情を自分自身で客観的に理解しつつ、冷静に本人と家族の歴史を俯瞰して、子どもの願いを汲み取りながら前へ進む姿勢が重要です。