2月1日勉強会

2月1日には市民総合医療センターにてレジデント向けクルズスが行われました。墳本医師のリクエストにて廣内医師から窃盗癖についてプレゼンがありました。一般の医療場面で出会う窃盗癖は摂食障害との併存が多く、司法臨床や依存症臨床で出会う一群とやや異なる病理を持ち合わせている可能性があります。頻度が少ないが故に児童精神科領域のまとまった報告が無く、司法領域との知識共有や症例の累計化が必要です。次に辻村医師のリクエストにて、藤田医師からチック・トゥレット症候群の治療についてプレゼンがありました。5〜10人に1人と比較的頻度が多いにもかかわらず、チックの薬物療法はオフラベルで行われています。最近は世界的なトレンドに従いリスペリドン、アリピプラゾールが使われる事が多くなっています。それに加えて、今年度ADHDの治療薬として発売されるα2アゴニストのグアンファシンが海外ではチックの治療に効果があるとされるエビデンスの紹介が当日ありました。
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