暴力や性的な被害にあっている。

暴力や性的な被害にあっている。

心が弱って、誰にも相談できなくなっていませんか?

暴力は身体だけでなく、人の心も深く傷つけます。暴力をふるう人、暴力をふるわれる人の関係は誰にも相談されないまま、つづくことがあります。暴力をふるわれ続けると、心が弱ってきて暴力をふるう人に逆らえなくなり、まわりにSOSを出すこともできなくなります。暴力をふるう人も、自分に被害者が従うのが当たり前のようになってしまいます。被害者の媚びたような弱々しい態度や目を合わせず避けるような態度によけいに腹を立てて暴力をくりかえすかもしれません。こういった悪循環によって、被害者の心はさらに弱っていきます。

身近な人にも打ち明けられなくて苦しんでいませんか?

性的な暴力が心にあたえる問題はより深刻です。女の子だけでなく、男の子が被害にあうこともあります。性的な話はプライベートでデリケートな事ですし、被害者は身近な人から被害を受けることが多いので、加害者と自分の関係を知っているような近い人には相談ができないことがあると思います。しかし、つらい気持ちを心の中にしまい続けていると、いつしか心の調子を悪くしてしまいます。性暴力とは、望まない性行為を強要することだけでなく、写真や動画を撮影するような行為も同じような被害体験です。

暴力は犯罪です。信頼できる人に助けてもらいましょう。

仲間からのいじめによる暴力や家族からの暴力、レイプ被害や家族からの性的虐待は、絶対に起こってはいけない犯罪であり、大きな人権侵害です。つらい体験をひとりで我慢していると、心の調子がくずれて不安になったり、自分が自分でないような感覚になったり、気持ちがひどく落ち込むようにになります。それは心の傷つきからくる症状です。まずは相談をして、信頼できる人と一緒に解決の方法を考えましょう。学校の保健の先生、カウンセラーさん、児童相談所や警察などの電話相談窓口もあります。きっと誰かがあなたの味方になってくれるはずです。

<< こんなことに困っていませんか?(ご本人向け)