9月定例症例検討会

9月21日に定例症例検討会が開催されました。担当は市民総合医療センターの重井医師でした。まだ小学生の子どものファンタジック、もしくは魔術的な思考や言動が診療中に語られたとしても、それを病的と捉えることはありません。しかしながら、食事摂取にも支障をきたすほどの被影響体験があるような精神病状態の場合は統合失調症に準じて治療を行います。児童期~前青年期において発症する統合失調症は非常に稀であり抗精神病薬を十分量使ったり、管理が厳重な電気けいれん療法やクロザピンを選択するのは臨床医としては躊躇しやすい状況です。当日は児童青年期におけるARMSの状態と精神病の顕在発症の状態の峻別について議論がなされました。