横浜市立大学 上野 康晴

拠点を支える若手研究者

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回答者
名前:上野 康晴
所属:横浜市立大学 大学院医学研究科
   臓器再生医学 助教

Q1. 拠点ではどのような研究活動に取り組んでいますか?
A1. 難治癌である膵癌の革新的治療法・診断法の開発に向けた研究に取り組んでいます。臓器再生医学教室で培った幹細胞の特性評価系と当拠点で構築されている包括的なプロテオーム解析系を組み合わせることにより、ヒト膵癌幹細胞の治療抵抗性に関わる分子の同定を進めています。癌幹細胞の治療抵抗性機構を明らかにすることは、膵癌の新たな治療法の開発する上で、非常に重要であると考え、研究に力を注いでいます。
Q2. 拠点に参加して感じたことをお聞かせください。
A2. 本拠点では、包括的なプロテオーム解析系やトランスクリプトーム解析系など、先進的な研究環境が整っていると実感しています。例えば、拠点内には様々なタイプの質量分析装置が整備されており、専門スタッフの支援を受けながら、定量解析や翻訳後修飾解析などの多岐に渡る解析を行うことが出来ます。また、研究室の枠を越えて異分野の研究者と意見交換を行う機会も増えています。研究を推進するための適切な条件が揃っていると思います。
Q3. 今後の目標をお聞かせください。
A3. 本プログラムでは薬物動態に精通した積水メディカル株式会社の方々との議論を通じて多くのことを学ばせていただいています。企業・大学が双方の強みを生かして研究開発を発展させ、実社会に役立つ新たな医療の開発に向けて研究に励みたいと思います。
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