横浜市立大学 宮川 敬
拠点を支える若手研究者
回答者
名前:宮川 敬
所属:横浜市立大学 大学院医学研究科 微生物学
助教
Q1. | 拠点ではどのような研究活動に取り組んでいますか? |
A1. | ヒト免疫不全ウイルス、B型肝炎ウイルス感染症に対する新規創薬に向けた基盤研究に取り組んでいます。具体的には、ウイルス蛋白質の翻訳後修飾を標的にすることで薬剤耐性ウイルスの出現リスクを抑制できる、新規抗ウイルス薬の開発を目指しています。セルフリーサイエンス社の技術は毒性のあるウイルス蛋白質でも合成可能なので、様々なアッセイ系に活用しています。 |
Q2. | 拠点に参加して感じたことをお聞かせください。 |
A2. | ウイルス学は医学、薬学を始め、生化学や分子生物学など多様な学問と密接しています。拠点にはこれらの様々な分野の専門家や企業、研究機器が集結しており、効率的な研究を遂行できるだけでなく、最先端のトランスレーショナルリサーチを実現する上でも理想な環境があると思います。 |
Q3. | 今後の目標をお聞かせください。 |
A3. | 最先端の研究領域で活躍する研究者と議論できる環境を活かして、現在携わるプロジェクトを迅速に進めます。新薬開発はもちろんですが、宿主蛋白質とウイルス蛋白質の複雑な相互作用を解明することで、エイズやB型肝炎の病態進行メカニズムの一端を解明したいと思っています。 |