総括責任者
「本学のシステム改革による拠点化を目指して」
総括責任者
公立大学法人横浜市立大学
理事長
二見 良之
この度、平成27年4月1日より理事長を拝命しました二見でございます。前理事長に代わり本拠点の総括責任者を務めさせていただくことになりました。本プログラムでは、平成20年度より、「翻訳後修飾プロテオミクス医療研究拠点」の形成に取り組み、昨年度の中間評価を経て今年度で8年目を迎えることができました。網羅的なプロテオミクス解析技術や診断マーカー、創薬などの実用化に向けた研究成果はもちろんのこと、先端医科学研究センター新研究棟の建築をはじめとする拠点の整備、システム改革や人材育成などこれまでの取組みについて、中間評価では高い評価を頂くことができました。これは、本学の研究者のみならず、協働機関の皆様とともに事業化に向けて尽力してきた結果だと自負しております。田中前総括責任者の強いリーダシップのもと、拠点化が進み、協働機関だけでなく多くの研究機関が本拠点に集積しつつありますが、これをさらに推進し成熟化させることが私の使命だと認識しております。今年度よりリサーチ・アドミニストレーター制度の導入、研究成果を臨床に応用するための次世代臨床研究センターの開設など研究支援部門の強化を図るとともに、今年8月には、横浜市の全面的な支援を受け、本拠点の中心となっている先端医科学研究センターの増築棟が竣工され、さらなる拠点化が進められております。今後は、新たに拠点長に就任した大野教授、研究統括として引き続き本プログラムを推進する平野教授のほか本学の研究者、協働機関の皆様とともに、継続的なイノベーションの創出に向けてまい進してまいります。今後も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。