メディカルゲノムセンターのミッション
3つの診療科と医学研究科遺伝学教室が
協力してメディカルゲノムセンターの運営を行います。
令和元年7月に横浜市立大学附属病院にメディカルゲノムセンターが発足いたしました。当センターは、近年ゲノム医療の需要が高まっているがんゲノム医療および難病ゲノム医療の充実・強化を目的に発足しました。当センターは3つの診療科「がんゲノム診断科」・「遺伝子診療科」・「難病ゲノム診断科」に加えて、ゲノム解析技術の基盤をサポートする「医学研究科遺伝学教室」から構成されています。
「がんゲノム診断科」はがん遺伝子パネル診断によってがんの最新治療を目指します。
「遺伝子診療科」は様々な遺伝性疾患の遺伝子診断や遺伝カウンセリングを行います。
「難病ゲノム診断科」は難病の原因解明を目的としたゲノムシーケンスのデータ解析と、学内外の遺伝子診療を推進します。
「遺伝学教室」はそれぞれの診療科で進められる様々なゲノムシーケンスの手法とデータ解析の技術的基盤をサポートをいたします。
これらの4つの部署が一体となって横浜市立大学のゲノム診療を強力に推進いたします。
-
がんゲノム診断科
- 患者さんが分かりやすいがんゲノム検査の説明
- 新たな治療法の選択肢の検索・提案
- がんゲノム情報を用いた新規相談・薬剤感受性評価システムの開発
-
遺伝子診療科
- 遺伝学的検査の提供と結果の説明
- 患者さん・そのご家族からの遺伝に関する相談全般(遺伝カウンセリング)
- 遺伝学的評価に基づいた医学的管理の提案
-
難病ゲノム診断科
- 難病患者さんのゲノムデータ解析を行い、患者さんや担当医師が解りやすい結果を導出
- 学内におけるゲノム解析に関するリエゾン研究(共用パネル作成等)
- 学内遺伝子・ゲノム診断に関する保険診療・自由診療の相談窓口
-
遺伝学教室
- 様々な次世代シーケンサーを用いた最適なヒトゲノムデータ取得法と得られたゲノムデータの解析手法の開発。
- 症例由来の細胞からトランスクリプトームデータの取得と解析。
- 症例由来の次世代シーケンスデータストレージとバリアントデータベース開発。
- 症例の網羅的ゲノム解析が可能な人材の教育と育成。