神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPE-K)

神奈川県学校自殺対策支援プロジェクト(ReSPE-K)Research project of Suicide Prevention with Educators, Kanagawa
本プロジェクトの目的は、
「学校で過ごす生徒たちの自殺リスクを学校教員の先生方と共に軽減する」
ことにあります。
横浜市立大学児童精神科は、若年者の死因の第一位を占める自殺の問題、学校精神保健の質の向上に真剣に取り組みます。

・児童・青年期の自殺に関して正しい知識を身につけ、適切な自殺予防・対応、医療機関との連携ができることを目指します。
・精神科医との対話を通して疑問の声を解決します。


概要
中学校・高校の先生方に対し3回/2年、各回60分の児童・青年期の自傷・自殺に関するオンライン講座
(学校の事情に応じて、精神科医の出張講座も可能です)

内容
1)精神医療編:
  自殺と関連する脳と心の状態及び精神疾患の治療と予後について
2)心理支援編:
  自殺を考える子どもの心理的背景と実際の対応について
3)社会支援編:
  自殺総合対策大綱に基づく学校で出来る自殺予防について

いずれの内容にも実際の症例に基づいたディスカッションがあります。
(内容は対象校により順不同です)
講義終了後に自殺以外の学校での困りごとについても相談に応じます。



*プロジェクトの効果測定を目的に、講義前・講義後・1年後にアンケートを行うことをご了承ください。
*本プロジェクトは2020年度研究活動スタート支援(課題番号:20K22246)による「自殺予防のための学校教員を対象とした精神保健教育の効果に関する研究(研究責任者:宮崎秀仁)」として行います。
*アンケートでは自殺に関する偏見(58項目)・知識(31項目)・その他背景情報を調査します。
*アンケートは多少量がありますので、実施方法について相談できます。
*6カ月後に学校における自殺予防に役立つ資料を送ります。


教育・医療の分野で連携して、児童・青年期の自殺予防を目指しましょう!


主   催:横浜市立大学精神医学教室
連 絡 先:横浜市立大学大学院・横浜市立大学附属市民総合医療センター
研究責任者:宮崎 秀仁
TEL:045-261-5656
Mail:hidem1117pc@yahoo.co.jp