参加報告 2023.5.22
G7サミット広島で医療班活動を行いました
今回広島で開催されたG7サミットに当教室から竹内教授をはじめ南医師、道下医師、山本救命士、讃岐看護師が医療班として参加いたしました。
世界の主要国のリーダーが日本・広島に集まり、現在の問題点を討論するという非常に重要な場であり、さらに今回はロシア・ウクライナ情勢で平和的解決が叫ばれる中での開催で厳戒態勢が敷かれていた中での開催でありました。
これまでも当教室ではアジアアフリカ開発会議での医療班としての活動や2019年ラグビーワールドカップ・2021年オリンピック横浜会場などの国際イベントに医療班として活動を行ってきました。
さらに横浜で開催されるマスギャザリングイベントでの活動等も積極的に教室員が参加しております。（横浜マラソン、横浜ベイサイドトライアスロンなど）
その経験がありながら、今回歴史的な国際会議で横浜市立大学を代表して救護チームに参加できたことを誇りに感じています。
今回、全国から75チーム総勢300人の医療スタッフが救護として参加し、横浜市立大学は医師3名、看護師1名、ロジスティック1名によるチーム構成で派遣され、各首脳が滞在する広島グランドプリンスホテルの医務室を日医、阪大、山口大、愛媛大のチームと共に担当しました。
今回のサミットは5/19-21の開催でしたが、医務室の設営・撤収含め、5/17-22まで各大学シフト制で引き継ぎをしながら活動しました。
横浜市大は5/20-22まで（急遽この期間ゼレンスキー大統領も来日することに）と最重要と思われる期間を任され、厳重な警備と緊張感の中で任務を全うすることができました。
活動中は急な予定変更が多く、臨機応変に他職種と連携しながら活動を行いました。
具体的な情報共有法や各チームの連携、情報集約方式、指揮系統の動き等学ぶ事が多く貴重な経験をさせていただきました。
今後もこのような国際イベントなどに積極的に参加し、しっかりとした活動ができるよう日々の臨床とoff the job trainingを行い修練していきたいと思います。
今回の現地での経験を踏まえ、このような国際会議など主要イベントでの医療班での活動について今後教室全体で報告会・勉強会等を開催し、教室全体でレベルアップをしていきます。
今回G7サミットに参加した南先生、道下先生ともに関連施設でトレーニングを積み、off the job trainingで外傷・災害などの資格取得を行っております。
当教室ではこのような資格取得を援助するとともに、若手の先生方の国際イベント・マスギャザリングイベントへの参加を推進しています。
ご興味のある医学生・研修医の先生はぜひ教室説明会にご参加ください。