横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

Endoscopic hemostasis with bipolar forceps coagulation for post-endoscopic sphincterotomy bleeding.

Endoscopy. 2024 Dec;56(S 01):E315-E316.

内視鏡的乳頭切開術(EST)に伴う動脈性出血は,有効な止血法が少なく,金属ステント留置や血管塞栓術を要する事例も報告されています.今回,EST後出血に対し,バイポーラ止血鉗子(Hemostat Y; PENTAX)を使用して安全に治療しえた症例を経験したため,Endoscopy誌に報告させていただきました.Hemostat Yは,深部への熱変性を避け,消化管壁が脆弱なEST後出血にも安全に使用できるデバイスであり,本稿は胆膵内視鏡治療における初の報告となります.本報告が,胆膵内視鏡治療の安全性を高める一助となることを切に願います.
投稿に際してご指導いただきました,前田教授,沼田部長,杉森一哉先生,いつも支えてくれる消化器病センターの皆様に心より感謝を申し上げます.(三輪)