第8回国際公開シンポジウムを開催しました

平成30年1月24日(水)パシフィコ横浜にて文部科学省イノベーションシステム整備事業 先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム「翻訳後修飾プロテオミクス医療研究拠点の形成」の第8回国際公開シンポジウムが横浜市政策局後援のもと、開催されました。本シンポジウムは、本拠点における産学連携の更なる推進を目的として開催するものです。事業最終年度を迎えた第8回目の今回は、「プロテオミクス医療とイノベーション~新しい研究拠点から何が生まれたか?~」をテーマに開催しました。2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞された東京工業大学 大隅良典栄誉教授らによる特別講演や、事業参画者の10年間にわたる研究成果の発表および、この拠点から発展した新たな研究領域についての発表を行いました。また、ロビーでは分担研究者によるポスター発表が行われ、質疑応答も活発に交わされました。協働機関と共に進めてきたこれまでの研究成果だけでなく、今後の取組みについて具体的な道筋を感じることができるシンポジウムとなりました。

 

【開催概要】

日 時   平成30年1月24 日(水)10:00~17:45

会 場   パシフィコ横浜会議センター301・302

参加者   260名

講演者(敬称略)

<特別講演>

大隅 良典(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞者、東京工業大学栄誉教授)

「私のオートファジー研究 ~時代の進歩に支えられて~」

 

<新研究拠点での産学連携>

大野 茂男 (拠点長、横浜市立大学大学院医学研究科長)

「新研究拠点の概要」

高橋 琢哉 (横浜市立大学 教授)

「トラウマ記憶を光操作により消去する新規技術の開発」

平野 久 (研究統括、横浜市立大学 特任教授)・林 俊典 (東ソー株式会社 執行役員)

「診断薬開発研究の新展開」

 

<新研究拠点から発展した新しい研究領域>

谷口 英樹(横浜市立大学 教授)

「ヒューマン・オルガノイド研究の新展開」

松本 直通 (横浜市立大学 教授)

「タンパク質翻訳後修飾拠点におけるゲノム解析研究」

 

<特別講演: 診断、治療、予防医学の新しい技術>

Mathias Uhlén (Professor, Royal Institute of Technology, Sweden)

「The Human Protein Atlas

– Implications for Human Biology, Drug Development and Precision Medicine」

山本格(新潟大学名誉教授)

※「Human Proteome Project and Its Application to Clinical Medicine」

※ 講演を予定していたYoung-Ki Paik先生のスライドを利用しての発表

ポスター発表の様子             会場の様子

特別講演:大隅先生            講演:大野先生

講演:平野先生          講演:Mathias Uhlen 先生

 

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