石井寛裕先生(南部病院)の論文が掲載されました.
みなさん,術後の胆管空腸吻合部が完全閉塞した時どうしてますか?
今回は胆管空腸吻合部狭窄シリーズの第3弾です.
以前も困ったことがあり,胆道鏡を経皮的に使用してドレナージルートをつくったり(Dig Endosc. 2022 Mar;34(3):e54-e55),EUS-HDSをしたりしてました.(Endoscopy. 2022 Oct;54(10):E566-E567)
今回はIDUSを用いて完全閉塞した胆管空腸吻合部を安全に直接穿刺してドレナージルートを作りました.
本症例では左葉に石灰化病変があるためHGSは施行できず,また既存の吻合部が視認できたためIDUSを用いて胆管方向と血管の位置関係を確認し安全に生理的なドレナージが可能となりました.
論文作成にあたり,前田教授,杉森一哉先生のご指導いつもありがとうございます.
最後に,南部病院のスタッフみなさんのご協力いつも本当にありがとう!!(石井)