古澤 享子先生(大学院生)の論文が掲載されました.
高度腹膜播種を有する進行胃癌の症例における,FOLFOX+Nivolumab療法の治療効果及び安全性について検討しました.
大量腹水などの高度腹膜播種症例は,その全身状態の悪さから治験臨床試験には組み入れられない集団です.化学療法にNivolumabを上乗せした症例について後ろ向きに検討し,PFSが12ヶ月を超えた症例や,腹水が消失した症例などを確認し,考察を加えました.
本邦では2例目,単施設での報告としては1例目となる論文です.ぜひお目通しいただけますと幸いです.
ご指導を賜りました神奈川県立がんセンター古田光寛先生,町田望先生,古瀬純司先生,共著の先生方,そして前田愼教授に心よりお礼申し上げます.(古澤)