小林 亮介先生(センター病院)の論文が掲載されました.
十二指腸ESDは,皆様もご存じのとおり偶発症のリスクが高く,技術的難易度も高い内視鏡治療の一つです.なかでも,十二指腸主乳頭近傍病変に対するESDでは,乳頭浮腫による術後膵炎や,ESD潰瘍創部の縫縮時に乳頭を巻き込むリスクが問題となります.
そこで,これらの偶発症予防を目的として,我々は十二指腸主乳頭近傍病変に対するESDに際し,まずERCPにより膵管ステントを留置し,数日後にESDを施行する治療戦略をとりました.今回は,本手法を用いた11例の治療成績について報告しております.
ERCPによる膵管ステント留置および十二指腸ESDはいずれも高い専門的技術を要する手技であり,本治療は各専門グループ間の緊密な連携があって初めて成立するものと思います.
診療にあたっていただいた肝胆膵グループの先生方,管グループの先生方,また論文執筆をサポートいただいた三輪先生,平澤先生,前田教授に感謝申し上げます.(小林亮介)