横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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道端信貴先生(横須賀市立)の症例報告が掲載されました.

道端信貴先生(横須賀市立)の症例報告が掲載されました.

Usefulness of the Long Cap-Assisted Method for Securing Countertraction During Endoscopic Submucosal Dissection.Case Reports ACG Case Rep J. 2025 Aug 18;12(8):e01807.

ESDの終盤では,カウンタートラクションが不足し,剥離速度が低下することがしばしばあります.

トラクションデバイスを使用すれば剥離速度の改善が期待できますが,コストや手技の煩雑さを考慮し,使用を見送ることも少なくありません.

今回,トラクションデバイスの代替として先端突出長12 mmのロングキャップを使用し,ESD終盤におけるカウンタートラクション不足を解消し得た2症例を経験しましたので報告いたしました.

本報告が皆様の日常診療の一助となれば幸いです.

最後に,御指導賜りました前部長の小松先生および前田教授に深く感謝申し上げます.(道端)