須江聡一郎先生(附属・講師)の論文が掲載されました.
H. pyloriの培養感受性に基づいた四次除菌治療の有効性と安全性を,臨床研究法に基づく特定臨床研究として検証しました.ボノプラザン,高用量アモキシシリン,クラリスロマイシン,メトロニダゾール4剤2週間の併用療法に関する世界初の報告です.本研究は2016年から2021年にかけて実施され,2022年のHelicobacter学会第18回日韓ジョイントシンポジウムでYoung Investigator Awardを受賞しました.ピロリ菌専門外来にご紹介いただいた先生方,分担者・共著者の先生方,ならびに研究にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます.現在,9件の特定臨床研究を実施中で,今後もピロリ菌感染症の治療に関する研究を積極的に推進してまいります.(須江)