谷口 勝城先生(大学院生)の論文が掲載されました.
腸管ベーチェット病の腸管病変の活動性を腸管超音波検査にて評価することができることを報告した,世界初の論文です.
アジア炎症性腸疾患機構(AOCC)の機関誌であるIntestinal reseach誌に報告することができました.
腸管エコーは内視鏡検査の代替モダリティとして注目されていますが,本研究では腸管ベーチェット病の腸管病変に対してもその有用性を示すことができました.また手術検体を用いた詳細な検討により,ベーチェット病のエコー所見の特徴も報告することができました.
本研究により長期間にわたる治療が必要な腸管ベーチェット病の患者さんの負担を,少しでも軽減できればこの上なく嬉しく思います.
執筆にあたり国崎先生,前田先生をはじめとする当教室の先生方だけでなく,IBD外科,臨床検査部,病理部の先生方にもご指導賜りました.共著の皆様に深謝申し上げます.(谷口)