メッセージ -神奈川県立足柄上病院-
病院長 川名 一朗
当院は、神奈川県西部の地域医療を担う中核病院です。当院の内科系は、総合診療科、消化器内科、呼吸器内科、神経内科からなります。専門科が揃っていないこともあり、我々指導医は消化器内科に限らず全ての内科を指導できるよう日々研鑽を積んでおります。内科専門医研修プログラムでは多数の症例を主治医として経験できるため、広く深い学びを得ることができます。消化器内科医を志しているものの、内科医としても基盤をしっかり固めたいと考えている方は当院での研修を是非ご検討ください。
消化器内科は、消化管疾患・肝胆膵疾患いずれにおいても、地域唯一の医療機関として、common diseaseから専門領域までをカバーしているため幅広い症例を経験でき、消化器の基本技能の習得が可能です。検査や治療の手技に関しては高い敷居を設けておらず、やる気があり勉強してくれば積極的に術者として経験を積めます。多くの後期研修医は2年目が終わる時点で上下部消化管内視鏡のスクリーニング検査に加え、大腸EMR、ERCPまでは術者としてある程度安定して施行できるようになります。学術指導にも力を入れており、最低年1回は学会発表してもらうと同時に、希望がある場合は論文作成の指導も行っています。
電車では小田急線新松田駅から徒歩3分、車では東名高速道路大井松田I.C.から5分ほどの立地で交通アクセスは比較的良好です。また箱根温泉が近く、仕事終わりに温泉に行く先生もいます。
これから専門医として高みを目指そうとしている先生方にとって、当院での研修がその後の飛躍に結びつくよう指導いたします。