メッセージ -藤沢市民病院-
消化器内科 福地 剛英
2021年に開院50周年を迎えた当院は、湘南の中心地である藤沢市に位置し、湘南地域の基幹病院として地域医療を支えております。
病床数は536床で、医師数・診療科も非常に多く活気に満ちており、各科の垣根が非常に低く連携がとても良いことが特徴です。
藤沢市民病院 消化器内科のこれまでの歴史の中で、岩瀬滋 部長(2023年4月副院長就任)の指導のもと ≪先輩を超えるのは最低ライン、高卒ルーキーで4番エース≫ をモットーに若手を中心に日々切磋琢磨して診療に向き合っております。当院はERが充実し湘南地区の救急医療最後の砦として、症例数とその多彩さは圧倒的であり、若手医師の修練施設として最適な場所と考えます。
藤沢市民病院といえば若手医師が多い印象ですが、最近では指導医も増え、化学療法の安藤先生、IBDの稲垣先生(非常勤)、消化管(ESD)の福地・近藤先生、肝胆膵の西村・長島先生など、大学病院やがんセンターなどを初めとする専門施設で十分な修練と経験を積んだ医師が続々と藤沢市民病院へ集結し、どの分野も充実した指導体制が整いました。
内視鏡関連ではESDは神奈川県内の市中病院としては有数の件数(2022年度は240件)を誇り、若手も多くの症例を経験できます。専門施設と同じ最新鋭内視鏡での全例拡大観察を導入し、大学病院と同様の内視鏡診療のクオリティを目指しています。麻酔科と連携し、毎週全身麻酔下ESDを行う恵まれた環境もあり、安全で万全な体制での若手指導を行っております。
ERCP関連では再建腸管に対する小腸鏡を用いたERCPやEUS-HGSをはじめとしたInterventional EUSなど難易度の高い症例に対する治療も積極的に行っています。
新たな世代が集結しさらにその次の世代が超えていき、近い将来に≪全国区の消化器内科≫となることを目標とし、チーム一丸で必ず達成したいと思います。
ぜひ、皆様と当院でともに熱く働ける日を楽しみにしております。