横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

Non-tip and rotatable sphincterotome for biliary cannulation in patients with Roux-en-Y gastrectomy.

Endoscopy. 2024 Dec;56(S 01):E103-E105.

術後再建腸管におけるバルーン内視鏡検査は広く普及していますが,選択的胆管挿管は正常解剖例と比べて困難であることが報告されています.その多くは,内視鏡と乳頭の位置関係が制限されてしまうため,カテーテルを胆管軸方向に合わせる操作が行えないことによります.このたび,アビス社から発売された回転式パピロトーム(Seeking Tome Zero; MTW Endoskopie Manufaktur)を使用して,術後再建腸管の胆管挿管に成功した2例を経験したため,Endoscopy誌E-videoに報告させていただきました.本報告が,より良いデバイスの開発や患者様の治療に役立つことを願います. 論文投稿に際してご指導,ご協力をいただきました前田教授,沼田先生,杉森先生,並びに消化器病センターの皆様に深謝いたします.(三輪)