三留 典子先生(保土ケ谷中央)の論文が掲載されました．
S-1 as an alternative treatment after 5-fluorouracil-induced coronary vasospasm in a patient with small bowel adenocarcinoma: a case report.Int Cancer Conf J. 2023 Sep 16;13(1):40-44.
5-FU誘発狭心症を発症した切除不能進行小腸癌の患者さんに対して,S-1を安全に継続投与した経験についてcase reportとして報告しました.
神奈川県立がんセンターで治療中の方でしたが,循環器内科の緊急対応が可能な当院にご紹介いただき治療を引き継ぎました.
診療中もがんセンターの先生方に相談に応じていただき,とても心強かったことを記憶しております.
中規模病院にいると様々な面から論文投稿へのハードルが高くなってしまいがちですが,患者さんの紹介から論文作成まで,医局の横の繋がりを活かして形にすることができました.
研修を受け入れていただき,論文作成にあたり温かいご指導を賜りました神奈川県立がんセンターの町田先生,家庭の事情から出勤できないときも,いつも快く代診を引き受けてくださった保土ヶ谷中央病院時代の同僚の先生方,そしていつも何事も親身に相談に乗ってくださる前田教授に心より感謝申し上げます.