谷口 勝城先生の論文が掲載されました.
谷口 勝城先生（大学院生）の論文が掲載されました.
Progression of ulcerative colitis following diversion colitis.Clin J Gastroenterol. 2022 Sep 6.
本論文では,S状結腸穿孔に対する外科治療後に空置結腸炎を発症し,それに続発する形で潰瘍性大腸炎を発症した症例を報告させていただきました．
潰瘍性大腸炎は本邦で急激に増加している原因不明の難病で,原因究明が強く望まれる疾患です.本症例は腸管の局所の炎症が潰瘍性大腸炎を惹起する可能性を示唆しており,潰瘍性大腸炎の病態把握において重要な報告であると考えます.炎症性腸疾患を治癒可能な疾患にすべく,引き続き炎症性腸疾患の病態解明に向けて邁進してまいります.
論文執筆にあたりご指導いただきました国崎先生, 前田教授をはじめ当教室の諸先生方に深謝申し上げます.（谷口）