Interview11-2病棟勤務
センター病院で働いてみて
感じる魅力
私は消化器病センター外科病棟で勤務しています。当病棟は消化器疾患に関する手術や化学療法、放射線療法を行う患者さんが入院されます。また周手術期だけでなく終末期の看護も行っています。手術後多くの患者さんは自宅退院されます。しかし退院後もストーマ管理や経管栄養、在宅IVHなど自宅で処置を必要とする患者さんがいます。早期退院に向けて、私たちは入院前から生活背景やセルフケア能力、キーパーソンの確認等、情報収集を行い、病棟で行われるチームカンファレンスや退院支援カンファレンスを通して、自宅退院に向け必要な指導や支援体制の調整を行っています。入院中家族へも指導を行い、自宅での生活をイメージしながら指導を行っています。患者さんの中には「家に帰りたいけどこんな状況じゃ帰れないよ」と自宅退院を迷われる方もいます。私たちは患者さんの思いや自宅退院に向けての不安点を聞き、必要な看護についてスタッフ間で情報共有を行い、他職種へつなげます。患者さんの「家に帰りたい」という思いを実現したときはとてもやりがいを感じます。
当院はPNS®を導入しています。ペアの看護師と患者さんのもとへ行くことで、その場で相談できケアを提供することができます。また自分では気づかなかった視点をみることができ新たな発見や学びが深まります。院外研修や院内研修、病棟での医師や看護師の勉強会もあり学びの機会がたくさんあります。今年私は神奈川県のストーマ講習会に参加しました。他病院のストーマ管理を行う看護師と意見交流することでさらに学びを深めることができました。知識が増えることで患者さん一人一人の個別性を考えた看護を深めることができます。
入職した頃は、複数の患者さんを受け持つことやPNS®でペアの先輩看護師と補完しあい業務することになかなか慣れることができませんでした。また在院日数短縮化に向けて日々の業務の忙しさに集中してしまい患者さんに寄り添うとは何か悩んだ時期もありました。フレッシュパートナーを始め病棟全体で先輩方がサポートしてくださり一緒に看護を考えてくださいます。現在私はフレッシュパートナーをとして新人指導を行っています。後輩の考えを聞いて私の考えも広がります。病棟見学会やインターンシップを通して、実際にPNS®で働く看護師をみていただき、一緒に働きたいと思っていただけたら幸いです。みなさんと一緒にセンター病院で看護できることを心よりお待ちしています。