よくある質問

 

お子さんからのよくある質問

 

どんなときに相談に行けばいいの?

「最近、眠れない」「眠れずに朝まで起きている」「緊張して学校に行きにくい」「学校に行く前になるとおなかが痛くなったり、頭が痛くなったりする」「何だかいらいらする」「最近、疲れやすい」「つい家族や友達にあたってしまう」「何だか悲しくなったり、泣いてしまうことが多くなった」「いつもと比べて食事がたべられなくなった」「食事がおいしくない」「何だか死にたい気分になった」「自分を傷つけてしまう」「最近、自分のまわりの世界がかわってしまった」「頭の中で声が聞こえる」「みんなに意地悪されている感じがしてつらい」など、「つらいな」「大変だな」と思っていることの相談ができます。
 

病院にきたらどんなことをするの?

病院にきたらお医者さんとお話をします。お父さんやお母さんと一緒に診察室に来てください。あなたがどんなことでつらく感じているのか、悩んでいるのかお話を聞いたり、お父さんやお母さんのお話を聞いてから、何か「こころの病気」が隠れていないかお医者さんは考えます。
それだけではわからないこともいっぱいあるので、絵を描いてもらったりして「こころ」の検査をすることもあります。
「こころ」と「からだ」はつながっています。「こころ」が調子が悪い時は、「からだ」の調子も悪いかもしれません。
だからお医者さんがお話を聞いて必要があれば、「からだ」の検査をすることもあります。
 

どれくらい時間がかかるの?

最初のお医者さんとのお話はだいたい1時間くらいです。
待つ時間も入れると2時間くらいかかるので、午前中は学校をお休みする気持ちで来てください。
 

お医者さんとあまりうまくいきません。どうすればいいの?

担当医師と会うと緊張してしまって話せない、女性医師でないと相談しにくい話題がある、などの悩みがある方がいらっしゃいます。そういった担当医との関係も、なにか別の心の中の問題に関係していることがあります。まずは率直に担当医にお申し出ください。児童精神科スタッフでお子様やご家族にとってより良い対応を相談いたします。また担当医に直接相談しにくい場合は、外来の責任者が面談をして対応を検討いたします。
 

横浜市立大学には二つの病院があるの?

金沢区にあるのが横浜市立大学附属病院、南区にあるのが横浜市立大学附属市民総合医療センターです。詳しくはホームページにてそれぞれの病院概要をご確認ください。それぞれに3人ずつ児童精神科医が所属しています。

 

ご家族からのよくある質問

 

どのような問題があるときに相談すればよいのでしょう?

相談内容は「眠れない」「昼夜逆転」などのような生活リズムの問題、「いらいら」「悲しい気分」などの情緒の問題、「不登校」「クラス内での不適応」などの学校・友人の問題、養育上の悩み、「家族への暴力・暴言」「自分を傷つける」「自殺を企てる」「手洗いがやめられない」「食事をとろうとしない」などの行動上の問題など多岐にわたります。このような問題の中には精神科的な医療対応が必要なケースが含まれていることが少なくありません。その他、チックや知的障害、発達の問題から派生する2次的なメンタルヘルス上の問題にも対応しています。
 

児童精神科ではどんなことをしているのでしょう?

診察室ではお子さまの診察、お父様、お母様の問診、各種検査を通して何度かの診察の中で診断します。
精神科的治療の必要があれば、ご本人、ご家族とご相談しながら治療方針を決めていきます。場合によっては投薬による治療が優先することもありますが、これもご本人、ご家族と相談した上で決定します。また福祉機関や教育機関との連携をはかる必要がある場合も相談させていただきます。また、精神科に訪れるお子さんの中には小児科的、脳外科的な身体疾患によって精神的な変調をきたしているケースも時にみられますので血液検査、レントゲン写真、頭部CTやMRI、脳波検査など身体的検査や身体診察を必要とする場合もあります。
 

予約をとるにはどうすればいいのですか?

附属病院は、初診の予約は原則医療機関から地域連携室への申込です。お困りごとについて、まずは、かかりつけのお医者さんやお近くの福祉教育機関にご相談ください。附属市民総合医療センターは、児童精神科の外来受付に御電話ください。担当の者がご案内します。

横浜市立大学附属病院
予約制
045-787-2800(代)
横浜市立大学附属市民総合医療センター
予約制、紹介状が必要
045-261-5656(代)
 

大学病院って何か特別なことをしているのですか?

当科は大学病院の特性として一般診療の他に、医学的な教育、研究の役割も担っています。診察時に臨床心理学の研修生、臨床研修医、医学生などの見学者の同席をお願いする場合があります。また特定の疾患や症例について、治験への参加などの研究、学会・論文での報告にご協力いただくこともあります。
 

小児というと、何歳までが診察の対象になるのですか?

初診時は15歳までが対象になります。初診時に15歳以下であれば、その後は高校を卒業する年齢程度(18歳)まで原則的には診療を継続してます。18歳以降の診療については、原則的に一般精神科へご紹介申し上げています。
 

仕事や学校で忙しいのですが、土日は診てもらえませんか?

申し訳ありません。現在のところ土日祝日は外来診療は行っておりません。
 

入院をすすめられたのですが、児童精神科の入院について教えてください。

精神科の入院方法には本人が同意をして入院する場合と、本人の同意が得られなくてもご両親と主治医が相談し入院が必要であると認められば入院する場合があります。児童精神科では基本的にはお父様、お母様それぞれの同意を示す文書が入院に際して必要となります。あらかじめご了承くさい。
なお、病棟生活についてご不安もおありかと思いますので各主治医によくお尋ねになってください。
 

受診時にどんなことを医師につたえればよいですか?

医師はお子さんのこれまでの生活全体を評価します。家庭の様子、学校の様子、お友だちとの関係、習い事などの課外活動の様子などを教えてください。本人が困っていること、お母様が困っていること、お父様が困っていること、その他のご家族や学校の先生が困っていることはそれぞれ違います。様々な視点からの情報が参考になります。
 

料金はどれくらいですか?

おおよその目安ですが、自己負担三割の方で、初診は6000~7000円程度、再診は2000~3000円程度で、 採血ありの場合は検査項目によりますが更に追加で2000円程度かかります。必要な診療内容(検査や処方の有無など)により費用には差があります。自立支援医療(精神通院医療)や小児医療費助成など、ご利用の医療証がある場合はご提示ください。また、ご通院中の金銭面のお困りごとについて、院内のソーシャルワーカーと相談することも出来ます。ご希望があれば診察時にご相談ください。 。
 

通院の頻度はどれくらいですか?

毎回の診察内で、次の予約について相談します。月1~2回の方から、数か月に1回の方まで、様々です。ご病状などによって、もとのクリニックにすぐに戻る場合や(逆紹介)、他の病院を紹介させていただく場合もあります。
 

診察時には何をもっていけばよいですか?

初診時は、保険証や各種医療証・おくすり手帳・母子手帳・紹介状と、ホームページに掲載の問診票・アンケート等をご準備ください。また、最近体重が大きく増えたり減ったりしている場合は、健康診断の結果など、身長体重の変化がわかるものを持ってきていただけると助かります。
 

診察時間はどれくらいかかりますか?

初診は、看護師による身体計測と問診、実習生や研修医による予診をあわせて2時間半くらい、再診は10~15分くらいです。必要な診療内容(検査の有無など)により所要時間には差があります。初めて病院にいらっしゃる場合は、事務手続きを含めて半日くらいかかることが多いです。ご予定には余裕をもっていらしてください。
 

カウンセリングは受けられますか?

両病院とも臨床心理士が在籍しています。医師の判断のもと、院内で実施をお勧めする場合、民間の心理カウンセリングルームの利用をご提案する場合があります。
 

認知行動療法は受けられますか?

お子様の年齢、理解力、動機づけの程度、疾患によって適応が異なります。内容も医師が診察中に簡易に実施するものもあれば、院内の臨床心理士が実施するものもあります。適宜担当医にご相談ください。