横浜市立大学眼科先進医療学講座

研究内容

感染性眼疾患の予防と治療

感染モデルの作製およびワクチンの開発

眼科において感染性の角結膜炎は重要な疾患である。アデノウイルス、ヘルペスウイルス、緑膿菌、ブドウ球菌など様々な微生物がその原因となる。我々はそれら感染性の結膜炎、角膜炎のモデルマウスを作製し、前眼部感染のメカニズムの解明や、免疫誘導による感染防御の評価をすることにより、ワクチン開発に向けた研究を行っている。

ウイルスの感染・複製に関する細胞因子の検索

ウイルス感染は結膜炎の主な原因となる。しかし、治療薬となる抗ウイルス薬は、未だ開発されていない。細胞でのウイルスの増殖は、吸着・侵入・脱殻・ゲノムの複製・ウイルス粒子の組み立ておよび放出などの過程がある。それぞれの過程では、種々の細胞因子が働いているが、我々はウイルスの感染・増殖と関連がある細胞因子の検索している。さらに、それら細胞因子の発現を制御する機能・方法を研究し、ウイルス感染の予防・治療法を試みている。

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