初期研修について

診断部門


幅広い知識と画像診断のテクニックを取得

画像診断は、全身の臓器を横断的に対象としており、幅広い知識の習得が要求されます。
画像診断医は細部にわたり所見をひろいあげ、診断し、わかりやすい報告書を作成することで各診療科をサポートします。
初期研修の先生方には納得がいくまで時間をかけて読影してもらうことが私達の願いです。

初期研修医が作成した報告書は専門医であるスタッフが一緒に確認・指導した上で、診療科に提供します。
また、IVRに興味のある方には、中心静脈カテーテル挿入術や肝臓カテーテル検査の助手として、技術の習得に努めてもらいます。

治療部門


がん治療にも必須の研修内容

放射線治療はがん治療の中で重要な役割を担っています。
がん治療に携わることをお考えの方にとって、放射線治療の適応やその実際の診療を研修しておくことは、将来の診療に必ず役立つことと思います。

初期研修では、専門医であるスタッフとマンツーマンで診療にあたり、診察、治療方針の決定、治療計画、治療中の経過観察をともに行います。
特に、耳鼻咽喉科、口腔外科、呼吸器科、血液内科、婦人科、泌尿器科など放射線治療との関わりが深い診療科を希望されている方には、関心のある疾患を重点的に指導します。

放射線科指導医からのアドバイス


幅を広げ、応用力を身につけるために

限られた2年間の初期研修の中で、放射線科で研修し、画像診断の基本や放射線治療の適応を学ぶことは将来どのような診療科に進むことになっても診療技術の幅を広げる素養として、必ず役立つことと思います。
期間は特に制限していませんので、最短1ヶ月から、長期の研修まで自由に選択して下さい。研修期間中の診断部門と治療部門の選択については相談の上決定します。

また、横浜市大放射線科へ入局を考えておられる方でも、どこの病院で初期研修を行うかは問題とはなりません。しかし、放射線科という診療業務が自分にあっているかを判断するためにも、2ヶ月くらいの研修をお勧めしています。

お問い合わせについて

初期臨床研修医の募集や待遇について附属病院ホームページで紹介されています。
説明会や見学の申し込みは、附属病院臨床研修センターからお願いします。臨床研修センターは初期臨床研修医をサポートするために様々な活動を行っています。研修生活の様子もわかりますので参考にして下さい。