2015年度

■2015年度 OBOG会@大会議室■

 1月23日に文化研究棟・大会議室にてOB・OG会を開催しました。 まず、株式会社インポートマート様との連携共同プロジェクトで実施したモザイクアート作成やクリスマスイベントの年間報告に加え、来年度に実施したいイベントの報告を行いました。 今年度のイベントが成功したため、来年度もモザイクアート作成や季節イベントの実施を検討しています。

 その後、財務レビューの発表では2年生が財務分析の結果、3年生が企業価値の分析結果を発表しました。A班は選定企業を「日揮株式会社」、 比較対象企業を「千代田化工建設株式会社」、B班は選定企業を「日本発条株式会社」、比較対象企業を「中央発條株式会社」、 C班は選定企業を「株式会社ファンケル」、比較対象企業を「株式会社コーセー」としており、約1年間の分析内容を発表しました。さらに、B班とC班は企業訪問をする事が出来たため、その内容も含めて発表しました。OBOGさんからは、分析前に仮設を立てること、財務分析を行うのが難しい業界に関しては業界分析をしっかり行うこと等の多数のアドバイスを頂きました。

 連携共同プロジェクト・財務レビューに関してOB・OGさんから頂いた貴重なご意見・アドバイスは大変勉強になりました。今後のゼミ活動へ活かしていきたいと思います。
 最後にお忙しい中お越し下さった、中條先生、OB・OGさんの方々に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

■2015年度 財務レビュー企業訪問@日本発条株式会社■

1. 分析結果の報告
 地元横浜を代表する企業である日本発条株式会社(以下、ニッパツ)を研究対象に取り上げ、自動車部品業界の特徴と分析対象企業の経営戦略を踏まえた財務分析・企業価値分析を行いました。 その分析結果の概要をはじめに報告しました。 ニッパツは、積極的にグローバル展開を進めており、近年では世界的内装品メーカーであるフォルシアとの業務提携を強化しシートの分野でもグローバルでの拡大を図っています。 財務分析では原価低減活動に強みを持ち、高収益体質を構築しています。将来のキャッシュフローが重要な要素となる企業価値の分析では今後の中国市場の動向が鍵を握ると結論付け、報告しました。

2.質疑
 頂いた1時間の中で、学生の報告15分の後、45分にわたり、ニッパツからのコメントと質疑応答が行われました。分析を通じて浮上した3つの質問に対して、個別に回答を頂きました。
質問①フォルシアとの業務提携の先にある目標
質問②売上原価に影響を与えている鋼材の種類
質問③中国市場の成長予測について
  最後にニッパツに対して、「北米市場への積極的な展開」と「シート事業の強化」の2点に関して戦略提言をしました。ニッパツからは、戦略立案において競合他社と市場におけるポジションを考慮するよう助言を頂きました。

3. 訪問後の感想
 企業への訪問ということで緊張していましたが、温かく迎えてくださり、和やかな 雰囲気で発表をすることが出来ました。また分析方法や注目すべき視点など、不十分で あったことを実感しました。そして、事前にお伝えしていた質問事項以外の質問にも 回答頂き、丁寧なご対応に感謝しています。 今後の分析にてご指導頂いた事を、できるだけ反映させていきたいと考えます。

■2015年度 財務レビュー企業訪問@株式会社ファンケル■

 2016年1月6日にファンケル本社を訪問しました。株式会社ファンケルを分析するという活動は、昨年4月より始め、 7月の財務報告研究会、9月の夏合宿などを通じて先生、OB・OGからアドバイスを受けながら分析を深めてきました。 具体的な内容としては、財務諸表を用いて財務分析を行うとともに、業界の特徴や企業の経営戦略・企業価値も含めて分析し、最後に企業の今後の展望についての考察を行いました。

 当日は、私たちの分析内容をファンケルの方に見て頂くことで、企業の視点も交えたより深い分析を行うという目標のもと、 中條先生と学生5名(4年生2名、3年生1名、2年生2名)が訪問しました。初めに、ゼミ生による分析内容の発表を15分行い企業の方より45分程フィードバッグをいただきました。

 訪問を通して、アナリストレポートの意義や役割等、実務を踏まえたご助言をいただき、視野が広がりました。 その他にも、普段の活動では得られない経験をさせていただきました。お忙しい中訪問を受け入れて下さり、 貴重なお話をお聞かせいただいたファンケルの皆様、ありがとうございました。 特に、中期経営計画や有価証券報告書などを文字で読むのと実際に社員の方からお聞きするのでは、印象が変わりました。 分析において、数字や資料を用いた分析と合わせてその背景を探るために、実際に企業の担当者の方にお話を聞く事は大変有益でした。フィードバッグをいただいたことを参考に、より深い分析に努めてまいります。

■2015年度 夏合宿@マホロバマインズ三浦■

 9月19日、20日にマホロバマインズ三浦にて夏合宿を行いました。 今年度は、「力の限りを尽くして学業や係活動などに努め励むことを意識する」というコンセプトを掲げ、合宿での目標を「精励恪勤」と設定致しました。

  1日目は4年生による卒業論文発表と株式会社横浜インポートマート様との連携共同プロジェクトの検討会を行いました。 4年生は卒業論文を作成するにあたり、昨年度から各自がテーマに合った方向性を定め、分析や検証等を行ってきました。 合宿で初めて聞く2・3年生やOBOGの方々にもわかりやすく伝えるため、細かな点まで説明するなどして工夫した発表を行いました。 また、連携共同プロジェクトの検討会では、お客様に横浜ワールドポーターズで思い出作りをしてもらい、また来店して頂くためにクリスマスに行うイベントを提案致しました。 先生方やOBOGの方々から、学生の視点からは気づくことができなかった点に関する指摘を受けました。今後は問題点を改善し、イベント実現に向けて更に内容を詰めて参りたいと思います。

  2日目は3学年合同による財務分析の報告会を行いました。 7月の財務報告研究会でご指摘を頂いた点の修正に加え、株価分析や企業価値分析など夏休みに新たに追加した分析について報告致しました。 より良い分析になるよう細かな点のご指摘を多く頂き、ゼミ生は今後の分析をどう進めていくべきか明白に把握することができました。 11月にそれぞれのグループが分析企業に訪問して分析内容を見て頂くため、追加分析の見直しや新たに必要な分析を行うこと、企業の方への質問内容を改めることが今後の課題となります。
 
  2年生は3・4年生から指導を受け、主体となって分析を行ってきた結果、入ゼミ時に比べ、分析をする力やパワーポイントを作成する力などの成長が見られました。 また、3学年合同で分析を行うにあたり、ゼミ生の団結力も深まりました。今回の夏合宿では、4月から続けてきた分析の完成に近づき、大変有意義なものになりました。
最後に、大変お忙しい中お越し下さり、たくさんのご指摘を頂きましたOBOGさんの方々、ありがとうございました。これからも精進して参りますので、ご指導・ご鞭撻の程宜しくお願い致します。


■2015年度 財務報告研究会@ビデオホール■

 7月5日(日)に最終目標である分析結果の製本に向けて、財務報告研究会を開催致しました。

 財務報告研究会では、2年生による企業分析の報告を行いました。 今回は最終目標に向けて、分析結果を実際にその企業の方に見て頂き企業の視点も交えたより深い分析を行うために、 横浜市内に本社を置く企業を分析対象企業として選定致しました。財務諸表を用いて財務分析を行うとともに、 業界の特徴や企業の経営戦略も含めて分析し、最後に、企業の今後の展望についての考察を行い、発表を締めくくりました。

 2年生にとっては、5月から約2ヶ月間、3・4年生の指導を受けながら初めて取り組んだ分析でした。 先輩から財務分析の視点や手法、わかりやすく伝えるための文章の書き方などを詳しく学ぶことで、 分析をするために必要なノウハウを身につけることが出来ました。 また、自分たちでプレゼンテーション資料を作成し、さらに先生方やOBOGの方々、 ゼミ生全員という大勢の前で発表、質疑応答を行う貴重な経験をすることが出来ました。 一方で、3・4年生にとっては、後輩に率先して指導を行うことで、これまで学んできた知識を発揮する良い機会となりました。
 報告会では、質疑応答が活発に行われたことに加え、先生方やOB・OGの方々からのご感想やご指摘を頂いたことで更に理解を深める 良い機会となりました。また、今後分析を更に深めるにあたり、各班がそれぞれの課題・改善点を把握すること ができました。今回の財務報告研究会で学んだことを活かし、今後の分析やゼミ活動に努めて参ります。
 最後に、お忙しい中ご出席頂いた中條先生、田中先生並びにOB・OGの皆様、貴重なご感想・意見を頂き頂き、 誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。