会計はビジネスの言語

 皆さんは「会計」にどのような印象を持っているでしょうか。
 1年生の多くの学生は「簿記」や「公認会計士」といった印象を持つ方が多いかと思います。 しかし、世界でもっとも成功した投資家の一人と言われるウォーレン・バフェット氏は「会計はビジネスの言語」と述べています。 我々は言語によって理解や伝達を行うのと同様に、企業の膨大な経済活動を把握するためには、会計と言う言語がなければ理解や伝達を行うことも困難となってしまうのです。
 私たち中條ゼミも会計を「ビジネスの言語」と捉え、財務諸表の数値の背景を探ることで、企業の成否を分けたカギを分析しています。

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問題意識

 企業の財務諸表を本質的に分析するには、数値を読み解くために会計の知識が必要ですが、数値を形成した背景には企業のマーケティング戦略やファイナンス、会社法なども深く結び付いていきます。 そのため、各要素に結びついて多角的な問題意識のもとで学習をしております。
①企業システムの優劣は会計数値にどのように反映されるか?
②会計制度や会計数値が企業システムの変革を促すか?
③会計数値は株価にどのような影響を及ぼしているか?
④株式市場の求める会計情報は何か?
⑤株価は企業システムに変更を促すか?
⑥企業システムの優劣が株式市場に及ぼす影響は?

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学習プログラム

  中條ゼミのシステムとして右図のようなマトリックス型の学習プログラムを組んでいます。
 私たちのゼミは「組織」として主に2~7人のグループ作業で学習することで、勉強面以外にもチームワーク力の育成を目指しています。 特徴的なのは横の繋がりだけでなく、学年を分け隔てなくチーム編成を行っていることです。 上級学年には指導力が求められますし、下級学年にとっては先輩が勉強をサポートしてくれる環境が整っています。
過去の活動報告は、REPORT PAGEにてご覧いただけます。

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授業風景

 授業の進め方は教科書の輪読や企業ケースの発表などを行いますが、必要に応じて話し合いを開くなど学年主体となって授業計画をしていきます。 発表は主に担当グループがパワーポイントによるプレゼンテーションを行い、聞き手は積極的に質問することを通じて理解を深めていきます。
 また、中條ゼミの特徴である学年を超えた学習として、後輩の授業に先輩が参加して発表に対してアドバイスを行っています。 それらのアドバイスや質問を活かして発表の良い点は全員が取り入れ、悪い点は改善していくことでベンチマークを高め、学習の質を向上させていきます。

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評価

 中條ゼミの評価はゼミバリューである「IC&C」と、知識やスキルの達成を評価する「Performance」の2軸で評価されます。
ゼミバリューである『IC&C』は
・Integrity (組織、メンバー、レジュメへの誠実さ)
・Commitment(目標達成に向けた努力、組織へのかかわり)
・Change(組織、自分、他人の絶え間ない変革)
であり、行動指針として考えています。
 このゼミバリューを、組織に求められる人材の要素として考えています。また、いくら書籍を読んでも身につける事の出来ない力と考えています。逆にいえば、「自分はこうなりたい」という高い理想像と「絶対になってやる」という活力を持ってして達成されるもので、このような高い学習意欲と、徹底した「他人任せ」の排除を評価します。

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習得できる力

 勉強に関する「専門知識」は努力で必ず身に付きます。 また、中條ゼミでは専門知識だけではなく社会人として求められる能力が培われると思います。
「論理的思考力」:
 客観的な分析・意見を持ち、まとめる能力
「想像力」:
 発表資料に教科書以上の付加価値をつけ、創意工夫をする能力
「情報収集力」:
 視野を広げ、各種データベース検索や書籍から必要な情報を取得する能力
「プレゼンテーション力」:
 効果的なパワーポイントやエクセル、ワードの作成能力や人に伝える能力
「組織力」:
 自己の意見を主張し合い発表の質を高め、各個人の能力を引き出し能力を動かす能力

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