横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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小林 亮介 先生の論文が掲載されました.

小林 亮介 先生の論文が掲載されました.

小林 亮介 先生(附属市民総合医療センター・大学院生)の論文が掲載されました.

Kobayashi R. et al. Utility of multi-detector CT scans after colorectal endoscopic submucosal dissection: a prospective study. Gastrointest Endosc. [Epub ahead of print] (2017).

ESDの偶発症は穿孔や出血に注目されることが多いですが,大腸ESDでは治療時に穿孔がなくても術後に腹痛や発熱を来たし,絶食期間や退院の延長が必要となる場合が散見されます.その一部にはPEECS (Post ESD Electrocoagulation Syndrome)と呼ばれる偶発症もありますが,我々はそれらの穿孔がなくても腹痛もしくは発熱を来たした状態を,ESDに関連した術後の炎症反応症候群としてPost ESD Inflammatory Syndrome (PEIS)と呼称しました.そして,今回の研究のテーマは,PEISの発症率の把握とともに,ESD直後に単純CT検査を施行し,CT所見でPEISの発症を予測できるかを検証しました.前向き臨床試験として,院内倫理委員会で承諾を得たのち,UMIN登録し,まとめたデータとなります.ご指導いただいた平澤先生,前田教授,内視鏡グループの先生方に感謝申し上げます.(小林)