鈴木悠一先生(センター・助教)の論文が掲載されました.
高度分断の肝門部胆管狭窄に対して複数本の金属ステント(uncovered SEMS)を留置した場合のre-interventionは,内部にplastic stentやSEMSを更に追加する選択肢がありますが,特にSEMSを重ねていくと段々re-interventionがきつくなってきます….腫瘍のingrowthによるSEMS閉塞に対して経乳頭でのERCPにおけるレーザー焼灼やラジオ波焼灼術などが少数例報告されておりますが,今回はtrans-ESCR(EUS-HGSルート)でSEMS内部のingrowthに対するレーザー焼灼を試み,ステントを追加することなく再開通が得られた症例を報告させて頂きました.ステント追加せずに2-3か月の開存が得られており,EUS-BDを含む複雑なドレナージを行っている肝門部症例のre-interventionにおける一つの治療選択肢を示すことができたかと思っています.
今回,センター病院ではレーザー機器を使用する機会を与えて頂き,その準備や管理において色々と奮闘する事もありましたが,結石破砕以外の面でも本症例のようにEHLではできない治療ができ,大変ありがたく思います.最後に,ご指導頂いた三輪先生,センター病院で共に闘う仲間達,前田教授,そして何より患者様に心より感謝申し上げます.(鈴木悠一)