石井寛裕先生(南部病院)の論文が掲載されました.
みなさん,原発性硬化性胆管炎(PSC)の胆道鏡を見たことありますか?今回の論文はPSCに対する画像強調検査(TXI,RDI)を報告しました.
前々回(胆道癌),前回(IgG4-SC)に続き、胆道狭窄シリーズ3部作の最後です.PSCの胆道鏡所見は特徴的です.Ulcer scarring(潰瘍瘢痕),pocket formation(ポケット形成), 悪性所見のない血管構造です.それぞれが炎症がactiveの時と,chronicの時で様子が異なります.
胆道狭窄があったら積極的に胆管をのぞいてみると胆道癌,IgG4-SC,PSCの鑑別がつけられると信じています.
今回は日本より3-9倍,PSC患者の多い北米の雑誌に頑張って投稿してみました.論文作成にあたり,前田教授,杉森一哉先生のご指導,いつもありがとうございます.
最後に,南部病院のスタッフのご協力いつも本当に感謝しています.胆道鏡はみんなで力をあわせて行なっています!!
みんな,本当にいつもありがとう!!(石井)