横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

三輪 治生先生(センター・講師)の論文が掲載されました.

Laser lithotripsy with balloon enteroscopy-assisted peroral cholangioscopy for a large common bile duct stone after Billroth II gastrectomy.Dig Endosc. 2024 Jul 22.

このたび9Frの細径胆道鏡eyeMAX(Micro-Tech)を用いた,術後腸管症例におけるバルーン内視鏡下経口胆道鏡結石治療について,Digestive Endoscopy誌に投稿させていただきました.これまで術後腸管の巨大結石には,バルーン内視鏡から胆道鏡へのスコープ交換など複雑な手技が必要でしたが,昨年導入した9Fr eyeMAXはshort typeのバルーン内視鏡で使用可能であり,胆道鏡下結石破砕の簡便性が飛躍的に向上しました.また,今回は通常用いられるEHLではなく,新型のHolmium YAG Laser (LithoEVO; EDUP社)を使用することで,安全かつ効果的に治療を行うことができました.センター病院では現在までに同様の治療を複数例に経験しており,今後学会,論文等で報告していきたいと思います.

投稿に際して,前田教授,沼田部長,前任の杉森一哉先生に多大なるご助力をいただきましたことを深謝いたします.また,いつも支えてくれるセンター病院肝胆膵グループの皆様にもこの場を借りて心からの感謝を申し上げます.(三輪)