横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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福島 泰斗先生(県立がんセンター)の論文が掲載されました.

福島 泰斗先生(県立がんセンター)の論文が掲載されました.

Association Between Immune-Related Adverse Events and Survival in Patients with Hepatocellular Carcinoma Treated With Atezolizumab Plus Bevacizumab.Oncologist. 2023 Apr 6;oyad090.

肝細胞癌に対する化学療法は,免疫チェックポイント阻害剤であるアテゾリズマブとベバシズマブの併用療法が確立しています.

免疫チェックポイント阻害剤に特有の副作用として,免疫関連有害事象(irAE)が発現することが知られています.

irAEと治療効果の相関については,他癌種で多くの報告がありますが,肝細胞癌では報告が限られており,アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法に限定した報告はこれまでにありません。本研究は神奈川リバースタディグループの多施設共同研究であり,アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法を施行中に発現したrAEと治療効果の相関を検討した研究です.

ご指導頂きました森本先生,上野先生,前田教授,神奈川リバースタディグループの先生方に深く感謝申し上げます.(福島)