小林智先生(県立がんセンター)の論文が掲載されました.
FOLFOX regimen after failure of fluorouracil and leucovorin plus nanoliposomal-irinotecan therapy for advanced pancreatic cancer: a retrospective observational study. BMC Cancer. 2023 Feb 21;23(1):177.
切除不能膵癌に対して,ゲムシタビンベースの1次治療後,2次治療は ナノリポソーマルイリノテカン+5-FU/LVと標準治療が確立いたしました.実臨床では,さらに未使用薬剤としてオキサリプラチンが存在するため,3次治療はFOLFOXを行うことが多かったものの,5-FUはすでに不耐であることも含めて,有用性に疑問があったため,行った研究です.
単施設後ろ向き研究ではありますが,少しは臨床にコミットできたのではと考えております.
前田教授,上野部長,および共著の先生がたにこの場を借りて御礼申し上げます.(小林)