小林 智先生の論文が掲載されました.
ここ数年,肝細胞癌に対する薬物療法の進歩は目覚ましく,これまでTACEが標準治療とされる病期の肝細胞癌に対して,薬物療法の有用性が後ろ向き研究により報告されていました.しかし,前向き研究による評価はなされておらず,本研究を立案しました.当初は,介入試験を計画していましたが,新臨床研究法のあおりがあり,観察研究とせざるを得ませんでした.また患者登録にもやや難渋しましたが,何とか形にすることができ,大変うれしく思います.センター病院の沼田先生,中馬先生のご尽力,ならびにがんセンター森本先生のご指導に改めて感謝申し上げます.(小林)