横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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小串 勝昭先生の論文が掲載されました.

小串 勝昭先生の論文が掲載されました.

Impact of psoas muscle index assessed by a simple measurement method on tolerability and duration of continued treatment with sorafenib in hepatocellular carcinoma patients. Eur J Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 31.

HCCに対する全身化学療法は本邦では6種類のレジメンが承認されており,シークエンシャル療法をどのように実施していくかは重要な検討課題となっています.

近年,HCC患者に合併率が高いサルコペニアに関して議論される機会が増え,腸腰筋量は簡便な代替指標となる事が報告されています.本研究では一般の臨床現場でも可能な腸腰筋量測定により,治療開始前段階でソラフェニブから次治療実施の目安となるソラフェニブ治療忍容性を予測できるかを検討しました.単施設での後方視的な検討と制限はありますが,今後の肝癌治療の臨床現場でお役に立てれば幸いです.

ご指導頂きました中馬先生,前田教授に御礼申し上げます.(小串)