福島 泰斗先生の論文が掲載されました.
肝細胞癌の全身化学療法の第一選択はアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法ですが,自己免疫疾患などの併存疾患のため,この治療が適さない場合はソラフェニブまたはレンバチニブによる治療が推奨されています.
国際共同第Ⅲ相試験の結果,レンバチニブはソラフェニブに対して非劣勢を示しましたが,実臨床における成績,シークエンシャル療法が可能となった時代での成績は明らかではありません.
本研究は神奈川リバースタディグループの多施設共同研究であり,ソラフェニブとレンバチニブの治療成績を傾向スコアマッチングを用いて後方視的に検討しました.
ご指導頂きました森本先生,前田教授,神奈川リバースタディグループの先生方に深く感謝申し上げます.(福島)